9月28日に提出した星野文昭さんの陳述書です。
陳 述 書 東京高等裁判所第12刑事部 御中 星 野 文 昭 徳島刑務所在監 私は、一貫して真実のみを主張してきました。 私は、殴っていないし、火炎びん投てき命令もしていません。 私は、このことを、今は亡き父母、義父の前でも、闘病中の義母の前でも、一緒に生きることを選択し共に生きている妻、暁子、他の誰の前でも、百パーセント、心の後めたさ、かげりもなく言うことができます。 私は殴っていないし、火炎びん投てき命令もしていません。 私は、神山交番前の機動隊の阻止線を突破して以降、リーダーとしてデモ集団の先頭まで行って、バラバラになった集団を一旦まとめるために、ひたすら前に走った。道路の左側に機動隊員一人が捕まっているのを左横に見ながらそのまま前に走り、その先に誰も居ない所で、そこを先頭に一旦集団をまとめるために止まった。そこが十字路だった。 どこから機動隊が規制、襲撃してくるかわからない状況のなかで、それらから集団を守りつつ、私を先頭にバラバラの集団を再結集させ、一刻も早く、そこを出発して渋谷に向かうことが、リーダーとしての私の役割だった。そのことのみに全神経を集中し、再結集したところで、直ちにそこを出発した。 十字路に到達直後、NHK方向にはまだ機動隊が現れていず、そのNHK方向の道路全体が見通せ、途中から一旦下がり、再び上がりつつ右に曲がっている、その道路、右に曲がっている道路上を右から左に車が流れていてフロントが光っているという印象的な光景を見ることができた直後、NHK方向数十メートル先に機動隊が左側から路上に出てきて隊列を整え、いつ我々の方へ規制に向かってくるかわからない極めて緊迫した状況になり、その機動隊の動きから目を離せない状況に入った。 そのなかで、時々再結集の状態を確認するために代々木八幡方向に目を向け、ほぼ再結集したことを確認できた時、再出発を決断し、出発しました。 その際に、たまたまデモ隊とデモ隊の間に機動隊員が見えた際、「武装解除」させ、私たちにとっての安全を確保するために、「銃を取れ」の声をかけました。 私がその場で声をかけたのは、その声と再出発する際の「行くぞ」のみです。 私は十字路上に終始いて、そこを離れなかったし、私の役割からもそこを離れることができず、殴打に加わっていず、殴っていない。 「銃を取れ」と声をかけて以降、再結集したデモ隊が密集してきて倒れた機動隊の姿も見えず、どのような状況になっているのかもわからず、何かを指示できるような状況になく、その機動隊に対する指示はせず、「火炎びんを投げろ」の指示、声をかけていない。 私は殴っていないし、火炎びんの投てきの指示、声もかけていません。 私が殴っていた、火炎びん投てき命令をしたという供述は事実、真実に全く反した虚偽です。 公判廷で、その供述した当人が、殴っているのを見ても、火炎びん投てき命令を聞いてもいないという証言は、完全に事実、真実に合致したものです。 私は殴っていないのだから、殴っていたことを誰も見ることはできないし、火炎びん投てき命令をしていないのだから、誰もそれを聞くことができないのです。 証拠上からも、公判廷で「きつね色」を目の前の机の色を指して、指し示したように、Krの直接見た原記憶は、「きつね色上下の人物が殴っていた」というものです。それは、薄青であったことが確定している服を当日着ていた私とは、全くの別人物です。 後姿で人の特定はできません。特に当日の、冷静に人を見分けるのが不可能な極度の緊迫と混乱の中で後姿で人を特定することはできません。私もその場で、一人も特定できた人物はいません。 また当日、20〜30人ものリーダーの声が乱れ飛んでいるなかで、話声ではなく叫び声では人の特定はできません。私も、当日、その場で一人として声で特定できた人物はいませんでした。 これは火炎びん投てき命令についても同様で、当日の状況の下で、人物を特定することはできません。 一郎丸写真は、Kr供述通り、激しく殴っていたというならば、当然残る、鉄パイプに巻かれた紙に、破れ、傷といった痕跡が無く、長い間走りながら握っていたことで、巻いた紙が緩んでいる浮いた部分も敗れなどの痕跡が全く無く、それらは、殴っていない私の実感に則した、矛盾しない納得できるものです。 ……
by kenagena38
| 2012-10-04 16:30
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