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星野さんのメッセージ(3)

労働者は生産と社会の根幹を担い、全ての人民と共に、本来働き、活動することで誰もがその持って生まれたものを解き放ち、人間らしく喜びをもって生きられる社会を形成する力を持つ存在です。
今の社会・資本主義社会の根本的矛盾は、生産手段を独占する資本が労働者を労働力商品=賃金奴隷として搾取し、権力を握って全社会を支配し、全人民を抑圧、収奪して、資本増殖・金儲けのみを追求し、その結果、労働者人民の職場・生活・生命がどうなっても構わないとすることにあります。
それがむき出しになっているのが、新自由主義の正体であり、国鉄分割・民営化にはじまる民営化・外注化・非正規化、原発の正体です。
企業・資本家を財政投入やら減税で支援すれば、経済発展し、雇用も増え労働者人民の生活が良くなるというのも嘘です。資本は、財政投入・減税等で支援を受ければ受けるほど、儲けを増やし溜め込み、過剰資本を生み、深刻化し、恐慌・大恐慌を生み、深刻化させ、大失業と生活破壊をもたらすだけです。
さらに、恐慌・大恐慌下での資本・国家間の市場・資源・勢力圏をめぐる争闘戦を激化し、戦争を不可避とするだけです。

労働者人民の未来・解放をかけた闘い

戦後体制下での国家独占資本主義政策に支えられ高度成長期に過剰資本を生み、1974〜75年恐慌というデッドロックにのりあげた資本は、レーガン・サッチャー・中曽根の新自由主義によって、労組・団結を破壊し屈服・先兵化し、規制緩和によって労働者人民の権利・保護を奪い、さらに消費税という大衆課税を強める一方で、資本擁護の財政投入・法人税減税を行い、膨大な財政赤字を生み、その借金・国債を喰い物にしつつ、財政・国家を強力に支配する金融資本・全資本は、赤字を理由に全員解雇・再雇用による大量首切りの民営化、さらに外注化・非正規化を強行し、事業・資産を分捕るという国鉄分割・民営化を強行することを突破口に、それを全産業化・全社会化しようとしてきました。
その民営化ー外注化・非正規化によって、解雇自由・賃下げ自由という無権利の非正規を現在の4割から9割にしようとし、さらに道州制、大阪都構想、「復興特区」という形で、公的部門を焦点に、労組・団結を破壊し、民営化ー外注化・非正規化によって職場を破壊し、労働者人民の交通、清掃、水道、医療、福祉、教育などの生活基盤を破壊しようとしています。
加えて電力・原発資本はじめ金融資本・全資本がその人材さえ送り込んで原発政策を国策として進め、原発事故によって、労働者人民の職場・生活・生命を根こそぎ奪っているのに、同じことが繰り返されても構わないと再稼働に突っ走りつつあることなど、これら資本の金儲けと延命のためには労働者人民の職場・生活・生命などどうなっても構わないという新自由主義の正体を白日の下に明らかにしています。
資本主義・帝国主義が最早、労働者人民を不幸にする以外になくなっている正体を明らかにしています。
このことへの労働者人民の怒りは、福島を先頭に反原発・反核闘争として、動労千葉・青年を先頭とする…
by kenagena38 | 2012-07-03 08:36
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